虚血性心疾患グループ

虚血性心疾患グループのご紹介

当院では、狭心症、心筋梗塞、末梢閉塞性動脈硬化症の患者さまに対して経験豊富なスタッフのもとで、数多く症例を施行しております。

毎年1000件程度の心臓カテーテル検査(2014年度は1005件、2013年度は1300件)と毎年500件程度の冠動脈インターベンション(PCI)(2014年度は 489件、2013年度は556件))を施行しております。再狭窄率が著しく低い第2世代と呼ばれる薬剤溶出性冠動脈内ステントが使用可能となり、PCI後に再度治療が要する症例も減少しています。

当科の特色として、急性心筋梗塞や不安定狭心症などの緊急を要する治療に対しても常時循環器専門医が病院内に待機するシステムを取っております。そのため、24時間いつでも、最高レベルの治療を実践しています。急性心筋梗塞、不安定狭心症に対する緊急PCIは、毎年全症例の30%程度と高い割合を占めております。(2014年度は158件(32.3%)、2013年度は165件(29.7%))

また、当院では高度に石灰化した冠動脈の内面を削る高速回転式冠動脈アテレクトミー(ロータブレーター、2014年度48件(2013年度は39件))や方向性冠動脈アテレクトミー(DCA)が使用可能であります。高度の石灰化病変は特に透析の患者さんに多く認められ、石灰化によりバルーンでは拡張ができないような病変では、比較的難易度の高い手技であるロータブレーターを積極的に施行しており良好な成績を残しております。また、当院では方向性冠動脈切除術(DCA)を使用出来る数少ない施設であり、病変形態によっては方向性冠動脈切除術(DCA)を使用することにより、PCIで通常留置するステントのような異物を体内に残すことなく良好な治療が可能であります。

また、長い年月詰まったままの血管(慢性完全閉塞、CTO)などかなり難易度の高い病変に対するPCIでも高い成功率をあげています。特に当科、濱嵜准教授は国内外学会、さらに多くの海外諸国で、主として慢性完全閉塞性病変に対するPCIの手技供覧・指導を行っており、国内外より高い評価を受けております。

また、腸骨動脈・浅大腿動脈など、末梢血管に対するインターベンションも、2014年度は63例(2013年度は69例)と積極的に行っております。

また、当院は経カテーテル大動脈弁留置術の施行可能な施設でもあります。高齢で手術が難しいと考えられた大動脈弁狭窄症の患者さまに対しても心臓外科との合同チーム(TAVIチーム)を組みTAVI治療にあたっております。

以上のように当院では、緊急症例や難しい症例なども、経験豊富なスタッフのもと積極的に受け入れて治療をしております。